ご家族の形見の指輪を “梵字”がデザインされたペンダントトップにリフォーム させて頂きましたので、ご紹介します。
福山市からご来店くださったお客様。
お持ちになったのは18金の女性用の指輪です。ダイヤモンドが埋め込まれたものやシンプルなリングなど7点。実は 亡くなられた奥様の形見の指輪 なんだそう。
奥さまが遺されたこれらの指輪を いつでも身に着けていられるようにペンダントトップにリフォームしたい と、谷口宝石にご来店されました。
お持ちになった指輪の中には、ダイヤモンドが埋め込まれた指輪が3本✧˖°
お客様が奥様に贈られた婚約指輪 と、奥様がご自分のお母様から引き継がれた想い出の指輪だそうです。
お客様からは、この3石のダイヤモンドと指輪の地金を全て使って “梵字” の 兎(うさぎ)をデザインしたペンダントトップを作りたいと、ご希望を頂きました。「兎」はお客様と亡くなられた奥様、お二人の干支 なんだそうです。
早速、当店のジュエリー職人のティム・フィリップが梵字を使ってデザインを制作。
梵字(ぼんじ)とは、仏教の伝来とともに伝わった文字のこと。「神仏を一字で表す」とされており、位牌やお墓など、故人を供養する際にも使われています。
お寺などでもよく見かけますね。
当初、お客様からは「梵字のなかにダイヤモンドを散りばめて配置したい」とご希望を頂いてましたが、石の大きさの違いを活かし、文字の横に 小→中→大とダイヤモンドをライン状に配置 することを職人がご提案。
お客様にも気に入っていただき、早速、職人が制作をさせて頂きました。
完成したペンダントトップがこちらです↓
いかがでしょうか?お客様も大満足のかっこいいペンダントトップが完成しました。
ポイントは ダイヤモンドの周りに入れた切れ込み。3つのダイヤモンドがまるで 星のように連なって見える よう、仕上げています。奥様の婚約指輪と、奥様がお母さまから引き継がれたダイヤモンドが並んでいるデザインを、お客様もとても気に入ってくださいましたよ。
また、今回は文字の部分にも面白い工夫が...✧˖°
もともと「兎」の文字は、職人が手彫りをする予定でしたが、文字をくりぬいたプレートと底面ー、2枚のプレートを重ねて組み合わせることを職人がご提案。
ペンダントの内部に空間をつくることで、文字に陰影が生じ、面白い立体感 がでています。
内部は空洞ですが、バチカン部分も含め、鍛造製法でしっかりとお造りしているので 見た目よりもずっしりとした重み がありますよ。
実物を受けとりにご来店されたお客様も「思っていたよりも重い...!」と、存在感のある仕上がりをとても気に入ってくださいました。
奥さまの形見の指輪が普段から身に着けられるペンダントトップに生まれ変わり、「これでずっと一緒にいられます。大事にします」と嬉しい言葉も頂きました。
また、受け取りに一緒にご来店されたお客様のお父様からも、形見の指輪が素敵に生まれ変わって、「これで少しでも息子が元気になればうれしい。ありがとうございました」とお礼の言葉を頂きました。
お客様、この度は遠方から、奥様の形見のお品のリフォームを谷口宝石にご依頼いただきまして本当にありがとうございました。このような大切なリフォームに当店をお選びいただき、スタッフ一同、心から感謝申し上げます。
リフォームを通じて、形見のお品物がいつでも身に着けられるジュエリーに生まれ変わり、「これでやっと一緒に居られます」というお言葉を頂くことが、谷口宝石のスタッフにとっては一番うれしいことです。
今回は奥様が遺された指輪でしたが、形見のお品物は人ぞれぞれ。
眼鏡やカフス・タイピンなどの男性用装身具、珊瑚や翡翠の和小物、時計、時には金歯を...というご相談もあります。谷口宝石ではこれまでも 様々なお品をジュエリーにリフォームしてきた実績 があります。
身に着けることが難しい形見のお品を 指輪やネックレスなどのジュエリーにリフォームしたい というときは、お気軽に谷口宝石までご相談ください。
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