今回は立て爪リングに次いで、使う機会があまりなくリフォームのご相談が多い 一文字リングのリフォーム実例 をご紹介します。
一文字リングとは ダイヤモンドなどの宝石が一列に並んだ指輪 のこと。もともとは1900年前後にイギリスやフランスで好まれて多く作られたアンティークデザインです。
日本では ひと昔前に流行 し、立て爪リングとセットで使う方が多かったようです。
谷口宝石には、唐草模様がデザインされた高い台座にダイヤモンドが5石並んだ一文字リングがよく持ち込まれます。
画像のように、飛び出た台座の部分を何かに引っ掛けたり、ぶつけたりしないように デザインはそのままで高さだけ低くしてほしい というご依頼も多いですよ。
ですが、同じサイズのダイヤモンドが5石も並んだ一文字リングは、ジュエリーリフォームにぴったりの素材。引き出しに仕舞いっぱなしの方や、またお母様やご祖母様から貰ったものの持て余しているという方はぜひ、リフォームに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
谷口宝石のリフォーム実例をいくつかご紹介いたします♪
【A】は海外旅行で購入された一文字リング。
ずっとプラチナだと思っていたそうですが、お調べしたところ、実際は18金ホワイトゴールドでした。言葉の壁は勿論ですが、海外では貴金属の表記の仕方が日本と異なる場合が多い ので、買われるときは注意が必要です。
ホワイトゴールドは変色することもある ため、あまりお好きではないそう。そこで今回、デザインとともに地金もプラチナに変更してリフォームすることになりました。
お客様のご希望をお伺いし、5つのダイヤモンドをそれぞれ独立させて並べたシンプルでかわいいデザイン画を職人が制作。
ダイヤモンドの大きさにぴったりと合う、美しい枠を職人が一から作らせて頂きましたよ。
仕上がりはこんな感じです。BEFOREと比べると、ひとつひとつのダイヤモンドの輝きと美しさが際立ち、とても素敵ですね。
ベーシックなデザインのため、実は似た感じの 既製のデザイン枠 を使用することもできたのですが、「石にあわせてオリジナルで作ったほうが美しい」という職人の判断で、今回は一から作らせて頂きました。
ご自分が着けて楽しまれた後は、お嬢様に 母の想い出の品 として譲るつもりなんだそう。親子2代で末永くご愛用頂けますと幸いです。
【E】のリフォームは時を同じくしてご来店されたお客様のもの。
【A】のリングの仕上がりをとても気に入られ、早速「同じデザインにリフォームしたい」とご依頼を頂きました。今後も同じデザインにリフォームされるお客様が多そうな予感、一文字リングを今風のかわいい指輪にリフォームしたい 方におすすめのデザインです♪
【B】は古いタイプの一文字から 今風のすっきりしたデザインの一文字にリフォームした実例。他にもいくつか不要な指輪をお持ちいただいたため、たっぷりとプラチナ地金を使って、2本のリングがクロスしたデザインに仕上げました。
程よいボリューム感と動きのあるデザインが、指をほっそりと綺麗に見せてくれますよ。
【C】は一文字の指輪の地金部分を 人気の馬蹄型ペンダントトップにリフォーム、ダイヤモンド5石を片側に埋め込んだ実例です。ダイヤモンドの大きさが同じだからこそ可能なリフォームですね。
【D】は 一文字+立て爪リングのリフォーム例。立て爪リングのダイヤモンドを真ん中に配置し、そのまわりを一文字リングのダイヤモンドで囲み、お花のようなかわいいリングに仕上げました。一文字はご祖母様、立て爪リングはお母様の婚約指輪だったそうですよ。
以上、ご依頼の多い 一文字リングのリフォーム実例 をいくつかご紹介しました。
もちろん、これ以外にもアイディア次第で素敵なジュエリーに生まれ変わります。
一文字リングのダイヤモンドはエタニティなどにくらべて、比較的大きめ。
加えて 同じ大きさのダイヤモンドが5石もある ということは、ジュエリーリフォームの素材としては非常に大きなアドバンテージ です。
最大限利用して、素敵なジュエリーにリフォームしましょう。
一文字リングを見たことがないという若い世代の方はぜひ、ご祖母様やお母様に持っていないか聞いてみてくださいね。引き出しの奥のほうに隠れているかもしれません♪
一文字リングのリフォームは、広島本通【谷口宝石】までお気軽にご相談くださいませ。
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